ロートレック展



サントリー美術館で開催中のロートレック展を見てまいりました。時間が限られておりましたので、今日はまずさっと一通り。

本展では、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの油彩画、素描、ポスター、版画を中心に、19世紀末の大衆文化を伝える関連資料など約250点により、19世紀末パリの大衆文化に活躍した画家・ロートレックの多彩な活動を紹介します。オルセー美術館からの本邦初公開の油彩画、水彩画、素描を含むロートレックコレクションをはじめ、サンパウロ美術館など国内外の美術館から集めた名品、作家としても円熟期を迎え活躍した晩年10年間の版画、ポスターなど、ロートレック芸術の全てをご紹介いたします。

とのこと。とても素敵な展覧会。作品のすばらしさはもちろんですが、作品の数が多く、見ごたえがあります。魅惑的な踊り子達、豊満な娼婦達、実際の姿よりも醜く描かれ少々ご機嫌斜めのマダム…。たっぷりと時間を取り、また訪れることに。
このような展覧会を見ておりまして、感想、講釈などを大きな声で話されますとどうにも気になってしまうもの。先だってフェルメールを見にまいりました折にも、ある絵の前で、ちょうど真後ろにおりました男性が連れの女性に、「繊細な筆のタッチだね」、と大声ではありませんがはっきりと聞こえる大きさの声で話しかけておりまして、思わず背中がもぞもぞしてしまったのですが、まあ落ち着いて考えてみましたら、こういった感覚というのは人それぞれ。「そうね、確かに繊細な筆のタッチよね」、と素直に思える相手でしたら、問題はないのですものね。私の場合、もしも連れの男性がこの行動を取りましたら、心の中で(マイナス50てーん!)、だわ。