emimi2015-05-03


今日はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015へ。

シルヴァン・ブラッセル というフランス人の男性ハーピストのソロコンサートを聴いてまいりました。(取れなかったと嘆いておりましたチケットは、幸いなことにヤフオクで定価で入手できまして。)

こぢんまりとした相田みつを美術館での開催で雰囲気もよく、プログラムもユニーク。コンサートのタイトルは、

“恋の物語〜ハープで聴く400年の「愛と死」の作品集”

曲目は、

ナルバエス:皇帝の歌
(原曲:ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ)
ルイ・クープラン:ブランロシェ氏の墓
フローベルガー:ブランロシェ氏の墓
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ BWV542
ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉より
リスト:コンソレーション 第3番 変ニ長調
ワーグナー:イゾルデの愛の死(ハープ版)
コルンゴルト:「死の都」から マリエッタの唄「わたしに残された幸せ」

と、全てが死、もしくは死と愛に関連した曲。しかもハープの為に作られたのではない曲ばかり。「ブランロシェ氏は階段からころげ落ちて亡くなったそうで、フローベルガーの曲で、最後が下降形となっているのはおそらく階段を落ちる様子を表現したものであろう」などとMCはユーモアのある楽しいものでしたが、男性が奏でるハープによる愛と死の音楽、耽美の世界を満喫してまいりました。