バッハ「らしさ」とはなにか



新宿の朝日カルチャーセンターで、音楽評論家の真嶋雄大さんから、ピアニスト1がゲストとしてお招きいただいての講座、『バッハ「らしさ」とはなにか』。
まるで複雑リズムのミニマル・ミュージックのようなヘンリー八世の時代に始まり、オケゲムの36声部の音の渦に目眩がしそうな合唱曲、そしてバッハへという導入。インヴェンション、シンフォニア平均律は実際にピアノで解説をしながらの演奏。昔は平均律を弾き始める前にその調の和声を鳴らしてから演奏を始めていた、テーマを出せば良いというものではない、という弾き比べ、などへーっ、という話あれこれ。
シャコンヌはまず原曲、ヴァイオリンの演奏をCDで聴いた後、こちらもピアノによる実演でブゾーニ編曲版とブラームス編曲版の比較。
と、あっという間の1時間半。ピアニスト2をはじめ、綺麗どころの弟子達も大集結で、華やいだ講座となりました。
※画像はルコントのケーキ。