クラシック面白再発見




朝日カルチャーセンターで、音楽評論家、真嶋雄大さんの講座を聴講させていただきました。「クラシック面白再発見」。「同じ曲でも、演奏法によって大きくその表現は異なる」、という観点から様々な曲を解説、聴き比べ。
例えば、ショパンノクターンを、“ショパンが意図したであろう、自然な解釈の演奏”、と“装飾を多用した19世紀後半に見られた演奏”。モーツァルトトルコ行進曲を、一般的なトルコ行進曲の演奏と、オスマン・トルコの軍楽隊を意識した演奏との聴き比べなど、大変興味深いお話と演奏でした。
真嶋さんの、「ベートーヴェンピアノソナタ『月光』1楽章は葬送行進曲なのではないか…」、という推論に立った弾き比べもあり、もう今後、あの符点のメロディーは弔鐘にしか聴こえない、というほど説得力がありました。