バゲットの正しい切り方



オーバカナルでバゲットを買いましたら、店員さんが、

店:「よろしければ半分にお切りしましょうか?お持ち帰りしやすいように」
私:「あ、切っていただけるのですか?でしたら、もっと、そう、10センチぐらいに切ってしまっていただけますか」
店:「はい。斜めではなく普通に輪切りにしてしまってよろしいでしょうか?」
私:「はい、お願いします」

という事で持ち帰りましたのが写真のこの姿。焼きたてのバゲットを家で切ると、ぱりぱりの皮が部屋の中の思わぬところにまで飛び散り、気付かず踏んでしまうと「すわ、忍者のまきびしか?」と驚いたりすることも。このようにお店でカットしていただくと、そのような心配もなく、とても便利でたすかります。
さて、ここで一つ疑問が。バゲットというのはどのように切るのが一番よいのでしょうか。子どもの頃、まだバゲットなどと呼ばず、ただフランスパンと呼んでいた頃は斜めにカットするのが絶対のお約束だと思っておりました。その後色々な切り方を目にし、今では買ってかえりますとたいてい、7、8センチの輪切りにして食べきれないぶんはそのまま冷凍庫へ。
でも昨日、フランスを旅行された方の日記に、「フランスではバゲットをまず20センチぐらいの長さにカットし、それを上下半々に切って食べるのが主流のようです」と書かれておりまして、ちょっとびっくり。で、バゲット切り方をあれこれ検索をしてみましたところ、なかには「そのままの長さで縦に細長く二等分、中の柔らかい部分は取り出してしまい、皮だけを食べるのが本来の姿」などと書かれてあるページまでございまして、さらにびっくり。私はフランスといえば、乗り継ぎで立ち寄ったシャルル・ド・ゴール空港しか存じ上げません。フランスを訪れたことがおありの方。彼の地では、バゲットはどのようにカットされておりましたでしょうか。