熱の為か食欲はあまりなかったものの、この週末は秋刀魚の塩焼きやら、栗ご飯やら、きのこたっぷりのしゃぶしゃぶやら、母が次々作ってくれる秋の味覚を満喫。母もなんとなく風邪っぽくて体がだるいと言っておりますのに、申し訳なく、ありがたいことです。
さっぱりとした、お漬物やきんぴらなどを作って持ち帰ることにして用意をしていたのですが、「首が痛いのに、重い荷物を持って帰るのは大変でしょう。朝、会社へ行く時に一緒に出て、エスカレーターのない階段は私が荷物を持ってあげるから」、と母が。「そんなに重くないし、大丈夫」、と言っても、「いいわよ、行ってあげるから」、「絶対大丈夫」。いくら体調不良とはいえ、70代の母に重い荷物を持って運んでもらうことなどできません。
昨夜、そんな押し問答のような話をしているところに娘から電話が入り、「風邪をひいて体調がよくない。できたら明日も手伝いに来てくれないか」、と。「私が、うーん、水曜日も木曜日も手伝いに行くことになっているから、さすがに火曜日は事務所に出ないと。まあ、もしも都合がついたら行ってあげる」、と答えておりますと、横でそれを聞いていた母が、「やめなさい。いい加減にして、ちゃんと体を休めないと。自分の体をもっと大事にしなさいよ」、と。
で、電話を切ったあと、「お母さんだって、自分の体調だってあまりよくないのに、娘の為には荷物持ってあげなきゃ、って思うでしょ。私も、Mに手伝ってって言われたら、頭痛くたって手伝ってあげなくちゃ、って思っちゃうのよね。母親っていうのはそういうものなんじゃないのかしら」、と。きっと、そういうものなのだと、思います。