働きながらの子育て



弟の会社で仕事中に娘から、「急に仕事が伸びてしまい、延長保育にした。それでも間に合いそうにないので、仕事の帰りに迎えに行ってもらないか」、との電話が。
弟の会社は18時半まで。保育園はめいっぱい延長保育をお願いしても19時15分まで。定時きっちりに会社を出まして、電車での移動時以外はずっと早歩き、で保育園に着いたのは19時5分。孫の笑顔に吹き飛ぶ疲れ。歩いて帰るという孫を、「今日はもう暗いし、金曜日で持ち帰る荷物がいっぱいあるし、ベビーカーを押して荷物も持って手も繋いで、はおばあちゃま絶対に無理!」、と話してきかせ、ベビーカーで娘の家までてくてく歩いて15分から20分。すぐにご飯の用意。お風呂は婿が入れてくれましたが、食事の後片付けをして寝かしつけましたら、洗濯、掃除などする時間はなし。
いつも、保育園の玄関に脱いである、お迎えのお母さま方の靴がお洒落で高価な靴が多くて、ダブルインカムというのは優雅ね、などと思っておりましたが、フルタイムで、子供を保育園に預けながら働くということはこういうことなのですよね。たーいへん。子供が元気でも大変なのに、病気になどなりましたらなおさら。病児保育という制度もあるそうなのですが、預けるためには病院へ行って、書類をもらって、提出して、と半日がかり。だったら仕事を休んでしまった方がいいぐらい、なのだとか。
それでも、孫が公立の保育園に入ることができたのは幸運なこと。入園が許可されずに待機している子供が、地域によっては定員の数十倍、数百人もいるのだそうです。能力のある女性でしたら子育てがひと段落してから復活ということも可能なのでしょうが、保育園に入れないとなると小学校入学まで6年間のブランク。働きながらの子育て。まだまだ、なかなか厳しい状況のようです。