診察



だんだん診察を受ける間隔をあけることになり、今回は2ヶ月ぶり。血液検査の数値も落ち着いていて問題ないとのことで、次回の診察は5月の連休明け。「安心して飲んじゃう人いるけど、お酒、は飲まないでね」、と。はい、飲んでおりませんですよ。
先だって、知人に「本当にあれからまったくお酒飲んでないんだ。長生きしたいの?」、と訊かれたことがありました。そうですね、長生きをしたいとは少しも思わないのですが、両親よりも先には死ねないとは思っています。この順番が逆になるのは、悲し過ぎること。両親を見送りましたら、味わう程度に、また飲み始めようかしらと。
そういえば、診察中、I先生がしきりに鼻水をすすっていたので、「先生、お風邪ですか?」と訊ねましたところ、「いや、当直明けだから。鼻水が出ちゃって」、と。(ふうん、当直明けって鼻水が出るものなのかしら、どうして?)と思ったのですが、あまりしつこく伺うのもなんですので「はあ」、と答えるに止めておいたのですが、そういうものなのでしょうか、ちょっと気になります。
さて、いつも診察の帰りには自分へのささやかなお祝いにお菓子を買って帰るのですが、今日は赤坂『浅田家』の和菓子。こちらのお店を訪れますのは今日が初めて。奥でご主人がもくもくとお菓子を作っている姿は見えるのですが、「すみませーん」と声をかけないと売場には誰も居ない、気取らない雰囲気のお店です。ケースに並んでおりましたのは、豆大福、桜餅、おはぎ、赤飯のみ。お菓子はどれも一つ170円という大雑把な価格設定。お赤飯以外の三種類を買って帰り、緑茶を淹れていただいております。ああ、昔の豆大福って、こうだったわよね、桜餅ってこうだったわよね、という懐かしい味。お上品というよりも、庶民的な味。こういったお菓子もいいものです。