配給パーティー



先日、社長から「昨日の○○協会のパーティーは凄かったよ。もうご馳走が食べきれないぐらいでね。あなたを呼んで食べさせてあげたい、と思ったよ、ほんと」と。以前、担当ピアニストからも「この前の○○音楽賞のパーティーはすごい豪華だったのよ。さすが○○がスポンサー、キャビアもいっぱいあったし。emimiさんにも声をかけてあげればよかったと思って」と。
美味しい食事、美味しいお酒に目がない、ということが周囲に浸透してまいりまして、食べきれないぐらいのおご馳走を前にすると、皆さん私を呼んで食べさせてあげたいと思ってくださるようです、ありがたやありがたや。食いしん坊冥利に尽きまする。
さて、今週は2つのパーティーに出席。一つは、少人数ですのに食べ物も飲み物も潤沢で、お開きになってもテーブルに山のようにお料理が残っているパーティー。ワインと共に、美味しく、たっぷりいただき、楽しく歓談してまいりました。おご馳走様。
もう一つのパーティーは凄まじかったです。都内の一流といわれるホテルでのパーティーだったのですが、女性と子供が多いのにお料理が少ない。勢い、難民キャンプの食糧配給のような光景に。ホテルの料理人さん達を取り囲み、我先に食べ物をサーブしてもらおうとお皿を差し出す可愛らしいふわふわのドレス姿のお嬢ちゃま方。お行儀が悪い、と窘めたいところでしたが、そうさせてしまう、参加者と準備されたお料理の量のアンバランスを考えましたら、致し方ないかとも。
以前、宴会担当の係の方に伺ったところによりますと「男性の出席者が多いパーティーは、男性はほとんど召し上がらずに飲むだけのことが多いので飲み物を多めに準備、逆に、女性が多いパーティーはほとんど飲まずに食事を召し上がる方が多いので食事とデザートをたっぷり用意する」と。
確かに、先のパーティー、お皿というお皿が怖いぐらい見事に食べつくされておりましたが、飲み物はワインも水割りもたっぷり残っておりました。どうか来年は、お酒をぐっと減らしても、お料理をたーっぷり用意していただけますよう。お子達が、パーティーとはあのように凄まじきもの、という印象を持ってしまっては、あまりにかわいそうですもの。パーティーというのは、もっと優雅で素敵なものでなくては、ね。