クレーマー



弟の会社は、物を販売する、という仕事ですので、やはり時々クレーマーと呼んでいいであろう方々が現れます。
今日のクレーマーご夫妻からの苦情は、「5年ぐらい前に購入した時計のネジが外れた。最初に販売する時に販売店から「ネジが外れる可能性があります」という説明は受けていない。保証書、取扱い説明書のどこかにネジが取れるかもしれないと書いてあるか?」、というもの。
最初は奥さまからの電話を私が受け、対応しておりましたがとても手に負えず、弟にバトンタッチ。その後、私は外出し、郵便局、銀行、取引先、と回って戻りましたろころ、まだ弟はその電話に対応中。
途中からは夫が電話口に出て、「不良品を売ったということだろう。修理をすればもう絶対にネジは取れないと保証するのか。いつでも連絡できるように携帯の番号を教えろ。インターネットに書き込んでやるぞ!お前は馬鹿だ。お前のような馬鹿と話してもしかたない。」、などとひたすら怒鳴り散らしていたとのこと。販売店とも相談をすることとしてようやく電話を切ったのですが、後ろでは子供がギャアギャア泣いている声がしてなんだか哀れだったと。
少し前にも、連日、3時間から4時間、クレームの電話をかけてくる人がおりまして、それが3週間ほど続いたでしょうか。大きな会社ではありませんので、特別な部署があるわけではなく、対応した担当者はもう仕事になりませんし、購入されてから一年以内であったということもあり返金対応をしたのですが、そうしましたら今度は、「このブランドが信じられなくなった。以前買った同じブランドの他のタイプも、故障はしていないが返金してくれないか」、と言いだしまして、こちらはまた長い時間をかけて御断りをしたのでした。
被害者である、と感じればこその行動なのでしょうが、もう少し素敵なことに、時間とエネルギーを使った方が楽しい日々を送ることができるのでは、と思ってしまうのです。