慎重派の孫の入浴



子守をしておりまして、孫をお風呂に入れなくてはいけない場合、一緒に入ってしまうと私が帰り道に湯ざめをしてしまいますので、孫だけ裸んぼにして入れてしまいます。
これまでは、遊びながら長い時間湯船に入ってはいるものの、ずっと立ったまま。肩まで沈めようといたしますとと、泣いて「やだよー、怖いよー」。仕方がないので、桶で肩から何度も湯をかけて上半身を温めるようにしておりました。ところが昨日のこと、久々にお風呂に入れておりますと、暫く遊んだ後すーっとしゃがむように肩までお湯に浸かっているではありませんか。あらー。とても満足げな笑顔を浮かべながらも、片手がしっかりと浴槽のふちを掴んでいるのが、慎重な孫らしくて笑えます。
帰宅した婿と娘にこの話をいたしますと、数日前から肩までお湯に入るようになったのだそうです。大人の真似をしてみているようで、すごく嬉しそうににこにこしながら沈み、初日は両手で浴槽のふちをつかんでいたのが、片手にまで進歩したとのこと。
このところ、むきーむきー、とよく孫が怒っておりますのは、「自分はこうしたい」、「僕はこうだと思う」、という自我が出てきたのと、もう一つ、大人と同じようにできない自分に腹を立てているようなのです。どうしてパパやママのように上手に食べられないんだろう、一生懸命しゃべっているのにどうしてうまく伝わらないだろう、ともどかしさを感じている様子。
大丈夫。あっという間に、なんでも大人と同じようにきるようになるからね。頑張れ。