角,風,及びひものための室内楽



マンダリンオリエンタルでは、各部屋に大型液晶テレビが設置され、インルームエンタテインメントとして、テレビはもとより、映画、音楽、など各種チャンネルを楽しむことができます。
番組の中にはヨガのプログラムもあり、使用いたします小道具、ヨガマット(クローゼットに紫色のヨガマット×2)、椅子、枕、クッション、タオル、全て室内で揃いますので、一人静かにヨガを楽しむことも。
ラクゼーションのプログラムとして、好みの映像(空、自然、動物、風景、宇宙など)に、好みの音楽(環境音楽、クラシックなど)を組み合わせて流しておくこともできるのですが、その音楽のオプションの中に、見慣れぬ曲名を発見。『角,風,及びひものための室内楽』(?!)。仕事柄、クラシック音楽でしたらたいていタイトルを見ればどういう曲かはわかるのですが、これは難しい。選んで聴いてみますと、ごくごく普通の古典派あたりの室内楽。はてさて、いったいこのタイトルは?
考えてもわからない、気になる。どうにも落ちつきませんので、こういったことに詳しそうな知人に助けを求めることに。かくかくしかじか、と説明をいたしますと、「うーん、角はつのでしょう。あとは風とひも?…紐の為の室内楽…ひも…あ、これはストリングス、strings、弦楽のための、じゃないですか?ということは、角はhorn、角笛、ホルン、風はwind、ウインドオーケストラ吹奏楽。」。す、素晴らしい。なるほど、これはもしや英語のプログラムの自動翻訳。ということは、言語を英語にすれば正しいタイトルを確認することができるかもしれません。
ぴこぴこ画面を操作し、確認。おお、出ました。Beethoven: Chamber Music for Horns, Wind & Strings。大正解。ベートーヴェン:ホルン,吹奏楽,弦楽のための室内楽、だったのですね。すっきり。