みすや忠兵衛



ちりめん細工の先生お薦めの縫い針は、京都京都本みすや針 みすや忠兵衛のものとのこと。
都内でも、デパートで開催される京都物産展などで入手可能とのお話でしたが、お店のサイトを見たところオンラインショップもあるようですので取寄せてみることに。たいへん丁寧なメールのやり取りの後、先週届きましたのがこちらの針。
なんて美しい針なのでしょう。みすや針の特徴は、“堅さとねばりがあり、針の中ほどから自然と細く仕上げているので運針がスムーズ。耳(糸を通す穴)が大きく、穴の内側がきれいに仕上げられているので、糸を通しやすく、糸切れがしない。針を磨くのにローラーで簡単にできる横磨きではなく、手間のかかる縦磨き法を採用している。仕上げの良否を検査するため、今でも手で包んでいる。”全国の仕立屋さん、皇室からも幾度かお買い上げいただいております、とのこと。
使ってみての印象は、しっとり。もっと硬質な手触りを想像していたのですが、指先にしっとりと馴染む感じ。運針もすっと軽いというよりも、やはりしっとりとした縫い心地。これは手縫いをしておりまして始めての感覚。たいへん心地の良い針。
「平安の昔から京都の誇る みすや針」。こういったものは、さすが京都、ですね。