本物の王子



孫は実家では、「王子」と呼ばれております。
彼は本物の王子なのか。ベッドの底に置かれた一粒のエンドウ豆のために、体中が痣だらけになり眠ることができなかったという、王女様の物語に倣い、孫のマットレスの下に一粒のえんどう豆を入れてみました。結果は何の問題もなく熟睡。まあ、王子と王女では求められるものが違うかとは思いますが。
そういえば先日読みましたお話は、この、『エンドウ豆の上に寝たお姫様』を読んだ王子様が、同じように本物の王女を探したいと旅に出、ある時出合ったお姫様が「昨晩は背中に何か当たってよく眠れませんでした」、と。ベッドを確認してみると、底にバラの花びらが一片。「おお、あなたこそ本物の王女様だ」、と結婚を申し込んだ、という物語。