Flughafen Frankfurt am Main






さて、飲んで食べて眠って食べて飲んで眠って食べて飲んでうとうとしますと、ようやくフランクフルト国際空港に到着です。今回はツアー旅行だったのですが、添乗員さんがほとんど添乗経験のない方。フランクフルトで乗り継ぎ、無事にドレスデンに辿り着きさえすれば、そこにはドイツの事情に詳しくていらっしゃるid:aquioさんや、aquioさんの知人で有能な通訳のGさんが待っていて下さる予定。この乗り継ぎが、今回の旅の大きなポイント。
追い風で予定よりもやや早く到着したとのことで、乗り継ぎに使える時間は1時間と少し。でも、ツアーのメンバーの中には高齢の方もいらっしゃいますし、なにしろフランクフルトの空港は大きいのです、広いのです。まず、降機してすぐに乗り継ぎ便のゲートを確認すると、変更になっているとのこと。早めに確認してよかったです。
画像は、長い長い、歩く歩道。周りの壁の色の怪しげなことといったら。ピンク、パープル、ブルー、と色合いを変える照明の中、本当にこの先には乗り継ぎゲートがあるのかしら、と不安になるほどの艶かしい気配。でもここで後戻りをしてはいけません。ひたすら前に進みます。
ゲートまでには途中、パスポートチェックと手荷物チェックと通らなければならないのですが、ここでドイツ人の頑固さと申しましょうか、融通のきかなさに呆れることに。50人ほどだった行列が、あっという間に100人になっても、200人になっても対応する窓口は一ヶ所のみ。300人ほどの大行列になってようやく、たらりたらりと隣の窓口を開けようかな…、どうしようかな…、やっぱりまだいいかな…、というような対応。そんな中、「あぁん、このままじゃもう乗り遅れちゃうぅ(はあと)」を上手にアピールする若くて可愛いお譲ちゃま方は、最前列に並ぶ心優しい?おじ様方に列に割り込ませてもらってするすると通過。どさくさ紛れに入り込もうとするビジネスマンなどは、「ヘイヘイ!」と周りから大顰蹙、ですごすごと最後尾へ。世の中こんなものだ、という縮図がそこには。
そうこうしつつもなんとか搭乗ゲートに着きましたのは、搭乗予定時刻の30分前。ぱちぱち、たいへんよくできました。これでもう安心です。のんびり待つものの、なかなか搭乗の案内がなく、20分ほど遅れてやっとゲートを入りまして、そこからまた延々とバスで移動。ようやく機内に乗り込み、35分ほど遅れて出発。遅れを取り戻そうとしてか、動きだしました飛行機は、滑走路をかなりの長距離高速で走り続け、一時停止を一度もすることなく、加速しつつ直角に曲がった直後に飛び立つという、離れ業。凄いわ。折りしもこの日は満月の夜。眩しいほどの月と、その月明かりに照らされる雲海にうっとりしつつも、「はいはい、さっさと飲んでね」と慌しく飲み物サービスを受けますと、もうすぐに機体は降下を開始。飛ばしたかいあってか、ドレスデンにはなんとほぼ定刻の到着。ドレスデン空港でもまたもや、滑走路をぶんぶん高速で走りまわり、すすっとゲートに駐機。機長さん、お見事。