熱、冷める



ずっと欲しいと思い続けておりましたヴォイチェフ・クヴァシュタというチェコの作家の飛び出す絵本。まとめて入手できるとわかった時には、それこそ、金に糸目をつけずに買い求めるつもり、でおりました。が、最近、なんですかずいぶん熱が冷めてまいりまして。
手にはしたいのですよ。子供の頃からずっとずっと大好きで、探し続けてまいりました絵本なのですから。ただ、それをお譲りいただける、というお約束をした会社の社長さんのに対応が、あまりに不誠実、不親切で。話は二転三転いたしますし、「世界でこのコレクションを持っているのは自分だけだもんねぇ。気分が向いたら、あ、あとは金額次第で譲ってあげてもいいけどぉ」、という考え方をされているのが、やり取りから伝わってくるのですよ。よい印象ではありません。
確かに彼しか持っていない本がたくさんある。欲しいものは欲しい。でも、信頼関係を築けない方から、どうしても譲っていただきたいとも思わない。やはりどのような品物でも、気持ちのよい取引で手に入れたいですもの。縁がなかったと思って、このルートは諦めようか。ちょっとそんな気分になりつつあります。
画像:こちらも先日の個展で買い求めてまいりました、国分チエミさんの絵葉書。