アルゼンチンのセミと交通事情



ホテルのホールには大きな窓がございまして、そこから少し外の音が。ピアソラの曲に合わせるかのように鳴くミンミンゼミ。タンゴと蝉の鳴き声の組み合わせが面白くて、「アルゼンチンにもセミはいるのかしら…」、と気になり、帰宅してから検索。
暖かい国ですのできっといるのでしょうが、これといった情報がなかなか出てまいりませんで。途中目につき、読み入ってしまいましたのが、『在アルゼンチン日本国大使館』のサイトに領事情報として記載されておりました、アルゼンチンの交通事情。

首都圏内の自動車の運転はとても乱暴で連日事故が後を絶ちません。「歩行者優先」という日本の常識は捨てましょう。横断歩道の信号が青(当地で は白が多い)でも、右折・左折の車が歩行者に向かって構わず突っ込んできます。ここは「車優先社会」と理解しましょう。ブエノスアイレスの道路は皆広く、老人歩行者は1回で渡りきることが難しいこともあります。無理せずに道路中の“分離帯”で待ちましょう。
バスの運転も手荒で、運転手は車線を無視し、フルスピード走行中に降車ドアが突然開いたり、乗客が乗車しきってないうちに発車する事がよくあります。振り落とされないよう要注意です。一般的に老人・身体 障害者ではバスは避け、レミース(ハイヤー)か、ラジオタクシー(電話呼び寄せタクシー)の利用を勧めます。
国際免許証で車の運転は当地で可能ですが、自分で運転すると今度は「歩行者マナー」の悪い事に悩まされます。ここの人は車の行き交う中を平気で車道を横断してきます。交差点近くでは「窓ふき人」や「物売り」、子供の「大道芸人」が車道に出てきて小銭をせびります。轢かないように運転する必要があります。

ぼんやりしていたら、あっという間に命を落としてしまうか、誰かの命を奪ってしまいそう。