実は



ある知人が、「実はオランダの血が少しだけ流れているんだよ」、と。お婆様のお婆様が(夫は日本人だったのですが)、オランダ人との間に子供を儲けてしまったとのこと。娘からのまた聞きですので詳しい事情はわからないのですが、夫は許して自分の子として育てたようだとのこと。
同じような話を以前にも聞いたことがございまして。まあ、どこから見ましてもハーフの男性なのですが、両親は日本人ですので、ずっと生粋の日本人として育てられ、立派に成長。さて、お父様が亡くなって暫く経ったある日のこと、母から「実はお前はお父様との間にできた子ではないのだよ…」という話があったそうな。こちらの場合は、母親に色々あって欧米人との間にできた子だったのですが、夫には「もちろん貴方の子供です」と言い張り通し、夫もそれを信じたとのこと。
先日、迎えたお嫁さんが実は身ごもっていた、というカンガルーの話をニュースで見ましたが、このようなお話、小説の中よりも多く、あれこれあるのやもしれませぬ。そういえば、娘は皆に驚かれるほど色白なのですが、義母がやはり透き通るような白い肌で、顔立ちも、立派な体系も、ちょっとロシア人のよう。日本海側、北の方の出身ですので、もしや、昔々、なにかございましたのやも。