倶楽部:今宵、銀河を杯にして 「BAR 武蔵」



食後、おじ様が「娘をほったらかしておいても大丈夫なら、少し飲んで帰る?」とおっしゃいますので、「はい、今日は娘の方が帰りが遅い予定ですので大丈夫です」と、こちらも以前に連れて行っていただいたことのあるバー、武蔵へ。“このところずっと飲んでみたいと思っていたお酒をいただいちゃいますの日”、と自分で勝手に定め、あれこれ。
まず、先日日記にも書きましたカクテル、ブルームーンを。武蔵に置かれてましたパルフェタムールは、紫色というよりも赤紫。カクテルもやや赤みがかった淡い色合い。甘い香り。でも、パルフェタムールだけの香りも是非確かめてみたい、と小さなグラスに少量を注いでいただいて味わわせていただくことに。「完璧なる愛」は、甘い甘い、風邪薬のシロップのようなお味、でございました。
次いで、『内田樹の研究室』の6月8日の日記に書かれておりました、カンパリを生ビールで割った、モナコを。おじ様の、「美味しくなさそうだからやめなさい」との制止を振り切ってバーテンダーさんに注文。カンパリの入った大き目のビアグラスに生ビールが注がれると泡までピンク色に染まった目にも美しい一杯に。これはおじ様の予想を覆す、驚きの美味しさ。ほどよい甘みと苦味がたいへん結構。庶民の為の「ロゼ・シャンパン」といった感じで、パーティーなどにも宜しいのではないでしょうか。
最後は、CHARTREUSE 1605。1605年にシャルトリューズが造り始められてから昨年で400周年を迎え、その記念に作られた限定品。当時のレシピを出来るだけ再現し、エリキシル・ヴェジェタルとヴェールの中間的な味わいとのことでしたが、かなりV.E.Pヴェールに近く、薫り高く大変美味。
ということで、さすがに少々飲みすぎました。今朝、目覚めたときにまだ残っておりましたアルコールが、この時間になってようやく分解されたようです。これで、今のところ試してみたいお酒は、ワインの発泡ミネラルウォーター割り、だけに。