Jaguar



いやはや。弟が、通り道にある中古車屋さんで見かけた一台の古いジャガーに一目惚れ。すっかり恋に落ちてしまったようで、私が普段借りて乗っております、BMWのワゴンを買い換えるというのです。弟は2台車を所有しているのですが、もう1台はレンジローバー。こちらはあまりに車体が大き過ぎるので私は運転をしたことがありません。ローバーの方を買い換えてはどうか、と勧めてみたのですが、キャンプに行くのに必要とのこと。
ジャガーね。以前、知人が運転する、それはそれはシルエットの美しいジャガーに乗ったことが。「さすがに内装も素敵ですね」という私の言葉に、「でもね、故障がとっても多いのよ。この前も交差点の真ん中でエンストしちゃって。今はスピードメーターが壊れているから、自分が何キロで走っているのかわからないの。自宅の車庫に入っているよりも、修理に出ている方が多いんじゃないかしら。」と。昨年でしたか、娘の友人のお父様がどうしてもジャガーに乗りたい、と2台も購入されたのですが、すぐに2台とも手放してしまわれました。扱いが難しかったとのこと。壊れやすい、扱いが難しい、とわかっていても欲しいと思わせる。おそらく、ジャガー好きにとってはどうしても抗えない魔力を持った車なのでしょう。もうこうなりましては、弟にかけられた魔法がとけるのを待つしかありません。
すでに契約も済ませたとのこと。来月中には納車になるようですので、まず最初の長距離走行の予定は、GWの草津旅行。峠道で突然車が白煙を吐き、路肩に止めてボンネットを開け、途方に暮れる…などということに、どうかなりませんように。なんでもそのジャガー、今のままでは「夏は乗れない」のだとか。なんざましょ、ジャガーともなりますと、車にも夏のヴァカンスを与える必要でもあるのでしょうか。