つやふきん





銀座、佐々木商店の『つやふきん』。佐々木商店は、明治元年創業の喫煙具のお店なのですが、この『つやふきん』でも有名。「タオル生地にイボタロウカイガラムシが分泌するロウ成分をしみこませたもの」という説明を読んだとき、イボタロウの脳内変換は疣太郎。おぞましきカイガラムシの姿を思いうかべてしまったのですが、これはイボタという木に付くカイガラムシで、そのカイガラムシから採れるロウをイボタ蝋というとのこと。カイガラムシの分泌物をしみこませた布、と聞くとなにやら不気味ですが、見た目はごく普通の黄色い薄手のタオル。これで実家のウォルナットのピアノを拭きますと本当に艶々に。まさに、『つやふきん』。楽器磨きの他に、パイプ磨きなどにも適しているそうです。ぜひお試しを。