暗黙の了解



先日書きました「二杯目のシャンパン」に、友人のsusieちゃんが次のようなコメントを。

読んでいて急に思い出したことが一つ。昔、露骨なラブシーンが撮れなかった品のいい時代の映画では、恋人たちがキスをしてそこにシャンパンが映ったらそれはこれから「こと」が起こるのだという(二人でいるところにシャンパンが置かれていたら申し開きできないとも)暗黙の了解があったらしいのですが(淀川さんのお説だったように記憶しております)、知らない?

まぁ。スクリーンの中のシャンパンにそのような意味合いが隠されていたとは存じ上げませんでした。お蔭さまでこれからは、古い映画にシャンパンが登場したら、「あ、はいはい」と、状況が理解しやすくなりそうです。ありがとう、susieちゃん。
こちらは映画の中のお話ではありませんが、男女で飲んでおりまして、女性がシェリーを注文したら、「ベッドを共に」との意、だと聞いたことはあります。さりげなく意思を伝えたいとお考えの女性はどうぞお試しを。お相手がご存知でしたら、きっとお望み通りの展開が。
そのような意思がまったくないお相手と一緒に飲んでいる時に、どうしてもシェリーが飲みたくなってしまったら。やはり、その時に飲みたいと思ったお酒をいただきたいもの。“彼はきっとこの話を知らないであろう”に賭けてみるしかないですね。
一緒に飲んでいる女性がシェリーを注文した場合、男性には鋭い観察力と的確な判断力、そして臨機応変な対応が求められる、ということになりましょうか。