ネクタイお直し

娘の彼のネクタイをお直し。平素より、壊れてしまったものを直すのが好き、なのです。ほつれてしまったビーズのバッグ、パーツの壊れたアクセサリー、ヒールのかかと…。それを知っている娘が「もしもできたらでいいですから直してほしい、って。」と持ってまいりましたのが、幅の広い方の先の部分（大剣部というのだそうです）がかなり傷んでしまった、彼のネクタイ。縁は擦り切れ、裏地は破れ。でもとても良い品ですし、他の部分はなんでもないので確かにもったいない。物を大切にする心がけはよいこと。ということで直してみることに。
まず、表地と裏地の縫い目をほどき、アイロンがけ。傷んだ部分の布をカットいたしまして、それに合わせて芯地もカット。アイロンで形を整え、手縫いで仕上げ。おそらく1.5cmほど長さが短くなってしまったかとは思いますが、なかなか上手に繕えたと思います。これでしたらまた傷んだら直してあげられそう。ただどうしても直す度に短くなりますので、首に巻けないほど短くなったら諦めてもらうしかないですね。そう考えますとネクタイも、短くなり過ぎたら使えない…エンピツのよう。