砂場



雨の中、社長と音楽協会の女性と三人で赤坂砂場で一杯。まず、とりわさ、卵焼き、あさり、焼き鳥、に熱燗。その後、温かい天ぷらそば、別製ざるそば、そしてもりそば。いくら食いしん坊でも、少々食べ過ぎました。今、鏡に映る姿はまるでししゃも。
それでも、周囲を見回しますと皆さんよく召し上がっているのですよ。隣のテーブルのカップルも、卵焼きを二人前に、ざる三枚とざる大盛三枚。卵焼きがそれぞれ一人前にはびっくり。かなりボリュームがありますし、一品は違うものを注文して色々味わった方が楽しいのでは、と思ったのですが、それこそ余計なお世話ですね。
ちょうど熱燗を運んできたお店の方に「ざるそばを、今までで一番たくさん注文された方は何枚ぐらい?」と伺うと「私の知っている限りでは、普通にお料理を色々召し上がった後で、ざるそば15枚というのが最高ですね。でも、きっともっとたくさん召し上がった方もいらっしゃるかと思いますが」とのこと。確かにこちらのお店、お蕎麦の盛りは少なめなのですが、15枚はすごいです。
今日初めて「もりそば」を食べてみたのですが、「ざるそば」と比べまして、少し太め、色はやや黒め。こしがあってとても美味でした。そして毎度のことながら、なんと申しましてもこちらのお店の魅力はそばつゆ。しっかりとした味わいのつゆは、まさに私の中にございます理想的なそばつゆ。
お店を出たところで、ふらっと道路に出た社長に「大丈夫ですか?車に轢かれないように気をつけて帰ってくださいね」と声をかけますと、「なぁにを言ってるんだ、素人じゃあるまいし。心配するな」とよろよろと歩み去って行ってしまったのですが、酔っぱらいにも玄人、素人が、あるのでしょうか。