キッズデザインライブラリー

新宿パークタワー内にございます、リビングデザインセンターOZONE。ザ・コンランショップや、40社ほどの国内外のインテリア関連のショールームが並んでおりまして、多くの美しい物達に触れることのできる素敵な空間です。ただ、あまりに素晴らしいテーブルやカーテン、バスタブなどを目の前にいたしますと「あぁ、思い通りのインテリアに囲まれて暮らしたいわ。その為には愛などなくてもいいから富豪と再婚を！ぜぇぜぇ…」などと物欲に押し潰されそうに。

さて、このOZONEの7Fに「キッズデザインライブラリー」がございます。広いスペースではないのですが、住宅、デザインに関する書籍、雑誌を閲覧できるコーナーになっておりまして、先日はこちらでシッティングを。壁に並ぶ本を眺めておりまして、ふと目を上げるとそこには、なんとアマゾンで数ヶ月入荷待ちをしておりまして、おそらくまたこのまま注文を取り消されてしまいそうな予感のいたします、メッゲンドルファーのポップアップ絵本、「The Doll's House」が置かれているではありませんか。あな嬉しや。もう半ば諦めの境地、まさか手にとって読むことができるとは思っておりませんでした。いそいそと棚からおろしてじっくり観察。大満足。

こちらのライブラリー、ブルーノ・ムナーリの絵本がたくさんあるのも嬉しいところ。中でもまたまた物欲を押さえるために深呼吸をしなくてはいけなかったのが、写真の「THE CIRCUS IN THE MIST(霧の中のサーカス)」。デザイン、色彩の美しさはもちろん、トレーシングペーパーの使い方が素晴らしくまさに霧の中を歩むかのごとし、で、もうページを繰るたび興奮。
新宿からバス、と少々不便なところにございますが、27日からはデンマーク家具デザインの巨匠、のボーエ・モーエンセン展も始まるとのことですし、またぜひ近々訪れたいと思います。