人を大切にするということ



現在、渋谷のパルコミュージアムでは、からくり人形師ムットーニこと武藤政彦さんの個展が開催中。今年2月の展覧会は楽しませていただいたのですが、今回はもう見に行くのはやめようかしら、と。どうしてかと申しますと、2月の個展の時に、会場には感想や住所連絡先を書くノートが用意されておりまして、私はそれに記帳してまいりました。で、今回の展覧会なのですが、残念なことに、はがき一枚、お知らせはいただけなかったのです。小さなことですが、これには少々がっかり。DMを出すおつもりがないのでしたら、いったい何のための、住所収集だったのでしょう。会場を訪れた人が記帳をする時には、(お付き合いで見にこられた方はまた別でしょうが)素敵な作品をまた見せていただきたいから、今後のイベントのお知らせなどが届くであろう、と期待しつつ住所まで書き記すのではないでしょうか。
と、このようなことを思いつつ…先日楽しいコンサートを聴かせていただいたリコーダーの藤田隆さん。コンサートへのお誘いはチラシと丁寧なご挨拶文。そして、コンサート終了後10日ほどいたしましたら、また丁寧なお礼状が届きました。自筆での書き込みもたっぷり。お忙しくていらっしゃるでしょうに、この、お気持ちが観客といたしましてはたいへん嬉しいもの。マネジメントに係わる仕事をしている者といたしまして、ファンの方々への対応について考えさせられること、学ぶことの多い、お二方の相違、でした。