グラシン紙


・グラシン紙とは

化学パルプを高度に叩解(こうかい/製紙の工程の一。パルプの繊維をたたいてほぐすこと。)して抄造(しょうぞう/紙料から紙を漉くこと。)した紙をスーパーキャレンダー掛けして高密度、高平滑性の半透明な状態に仕上げたもの。

・スーパーキャレンダー(スーパーカレンダー/super calender)とは

艶出し装置。塗工(とこう/原紙の表面に白色顔料と接着剤などを混ぜた塗料を塗り、磨き加工をほどこすこと。)によって原紙の凹凸は被覆され、面はかなり平滑になるが、ミクロの凹凸は残る。この状態では−般の塗工紙に要求される平滑と光沢は得られないので、紙面に光沢を与え、平滑にする目的で仕上げを行う必要がある。このためにー般に用いられているのがスーパーキャレンダー。これは金属ロールと弾性ロールを十数段にもおよぶ多段に積み重ねた装置で、紙はこの間を通りながら加熱、加圧されて、平滑で均一な厚さの高い光沢を持つ紙に仕上げる。



広げたコースター