償いとしての献血



昨夜、実家でディスカバリー・チャンネルをなんとなく見ておりましたら、シリーズ:怖い女『女の妄執』という番組に。エリザベス・バートリーという、自分の若さ、美しさを保つ為に、若い女性ばかりを600人も殺害したといわれている伯爵夫人が取り上げられておりました。このエリザベス・バートリーは、ハンガリートランシルヴァニア地方で血の伯爵夫人として恐れられ、池田理代子著の「ベルサイユのばら外伝・黒衣の伯爵夫人」で、モンテクレール伯爵夫人のモデルとなった女性。
おどろおどろしいお話なのですが、このディスカバリー・チャンネルの番組にはエリザベス・バートリーの子孫にあたるという男性が登場。番組内でこの男性が、「せめてもの償いに、よくしているんですよ」と献血(!)をするシーンがあったり、多くのうら若き乙女が犠牲となったチェイテという町を訪れ、町の人々をピザ屋に招待をして、子孫:「申し訳ないことをした」町の人々:「いや、誰ももう恨んでなどいませんよ」と仲直りパーティーを開いたり、と、ぇぇえ!?という驚きの展開。悪女のお話は以前から好きなのですが、違った意味でたいへん興味深く見入ってしまいました。