母は手袋を、履く



先日、がらがらに空き、冷蔵庫のようによく冷えた地下鉄に乗り込んでしまった母。長時間乗らなくてはならず、しかも素足だった母は途中でどうにも寒さに耐えかね、日焼け防止用に持ち歩いていた黒いロングの手袋を、履いたとか。「一番近くにいた男の子も一心不乱に本を読んでいたから気がつかなかったと思うけど、指先がぴろぴろしちゃって自分で笑っちゃったわ」と。
確かに、未だに唇が紫になってしまうのでは、と思うほどエアコンが効きすぎた電車が走っておりますね。車内温度の設定は車掌さんに任されているのでしょうか。何か指針のようなものがあるのでしょうか。私も、メモに「寒いです。(心がではありません)」、などと書いて、車掌室の窓ガラスに貼りたい、と思うことしばしば。