教会専属オルガン奏者の多忙



パイプオルガンといえば、先日アサヒビールのイベントでお話をした女性のお嬢様がドイツでオルガン奏者として活躍をされているとのこと。ドイツでは街中に、日本のコンビニエンスストアーと同じぐらいの数の教会があるのだそうです。そしてその教会がそれぞれ、専属のオルガニスト、専属の合唱隊、専属のオーケストラを持っていて、礼拝や行事の時の音楽を担当するのだとか。その運営を全て任されるのがオルガン奏者。合唱隊、オケの指導から、クリスマス等のイベントの企画運営まで、すべて一任されるのだそうです。待遇は公務員と同じ扱いになり、収入は安定するのだそうですが、あまりに忙しくて自分のオルガンの練習をする時間がなくなってしまうため、そのお嬢様は今年でその職を辞したとか。
バッハも教会専属オルガン奏者として多忙を極めたとの記述が残っておりますが、今の時代でもそれはまったく変わっていないのですね。