Guitar Elaboration Vol.5 "Birth"  Hakuju Hall



今宵は、イタリアより帰国したばかりの担当ピアニストと共に、Hakuju Hallでギタリスト、鈴木大介さんのコンサートを聴いてまいりました。鈴木大介さん、NHK-FMの「気ままにクラシック」で、中澤裕子さんと二人でパーソナリティーを努めていらっしゃるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
本日のプログラムは、スカルラッティソナタ、バッハの組曲武満徹の映画音楽、そしてマルタンとタンスマンの作品。鈴木大介さんの演奏をどう表現したらいいのでしょうか、そう、音色も音楽もとてもまろやか。ホールの音色の特色もあるのでしょうが、柔らかな音色に包まれ、心地よい一時でした。Hakuju Hall、奏者の息遣いや、細かいニュアンスがダイレクトに伝わってまいりまして、アコースティック・ギターのコンサートにはとても適しているように感じられました。
さて、いつも新しい発見のあるHakuju Hall。今回の驚きはトイレ。開演前にちょうど入りましたた個室。フランス製と思しき、丸みのあるデザインのお洒落な便座が不自然なほど低い位置にあるのです。ここはお子様用の個室?とも思ったのですが、サイズは大人用ですのでそのまま座ってみますと中央部が見た目よりも大きく空いておりまして深く落ち込みそうに。なんとも落ち着きません。そして、終演後に使用いたしました個室は、便器は同じながら今度は不自然に高い位置に便座が。やはりどうにも落ち着きません。これはいったい…。今まで何度か訪れておりますが、驚いたのは今回が初めてですので、おそらく普通の、一般的な高さに便器が設置された個室もあるのだと。この変化のつけ方、何か考えがあってのことなのか、機会がございましたらホールの担当者の方にこっそり伺ってみたいと思います。