新生活



この春から東京で一人暮らしを始める学生さん達。ちょうどこの連休を使い新生活の準備をする人が多いのか、昨日の東急ハンズやロフトは、柔らかい方言を話されるお母さんとその息子、または母と娘、でお買い物をする姿が何組も目につきました。家具売り場のレジも長蛇の列。並んで待っております間に後ろから聞こえてきた会話、「お宅も東京へ?」「そうなんですよ」「もう、たいへんですよね。昨日も不動産屋さんで敷金礼金手数料やらなんやらで5、60万。今日は今パソコン買って、ここで家具一式。このあとテレビやらなにやら電化製品を買うって。もう、いったいどれだけかかるやら」「うちも一緒です。ほんと、気が遠くなりますよね」。と言いながらもお母様方、なんだかうきうきとお買い物を楽しんでいる様子。
でも、確かに大変でしょう。この、とても景気がいいとは言えないご時世に地方から東京へ出す。プラスもちろん学費もですものね。どうかお坊ちゃま、お嬢ちゃま方が、自分が置かれているのがとても恵まれた環境なのだということを理解をして、感謝をしていますように。どうかあまりご両親に甘え過ぎませんように。そして、ご両親が必要以上には甘やかしませんように。甘やかされ、感謝を忘れ、すっかりダメになってしまった人を身近で見ておりますものですから…。