総本家 ゆどうふ 奥丹

南禅寺の横。ちょうど食事時に通りかかりましたので「奥丹」で湯豆腐をいただいてみることに。
20分ほど行列し、通されましたのは一階の大きなお座敷。お茶をいただきながら一息ついた頃、少し離れた、ちょうど通路のような席に案内された女性二人組が、窓際の席が空いたので移動いたしました。すると、それに気付いた係の方が「うわぁ、お客さん、席かわりました?困りますね、勝手に移動されては」と大きな声で。驚いた二人が元の席に戻ろうとすると「あ、いいです。やっぱり、いいです。移ってください。どうぞどうぞ。はい、こちらの席へ移ってください。席によって担当が変わるので、勝手に移動されたら困るんですよ。でも結構ですから。○○さーん!(他の店員さんの名前)悪いけど、このお客さんたち、席移ったのよ。担当かわって。わるいね。ごめんね」と。何ですかこの対応は?京都の言葉が再現できなかったので標準語で書きましたが、京言葉がいくら柔らかくても、言っている事は非常にきつくて失礼。
「ゆどうふ一通り」でお一人様3,150円と、お昼のお食事としては、お安くはない価格設定。お味はと申しますと、今時東京でもちょっと気の利いた居酒屋でしたら、もっとよいお味のお豆腐を出します。関西は、美味しくないお店はすぐに淘汰される、味に厳しい土地だと思っておりましたが。このようなお店が繁盛し続けているところが、京都の魔力、なのでしょうか。