陶泉 御所坊

有馬、良き処でございました。まずは「御所坊」。
鎌倉時代創業、谷崎潤一郎の小説『猫と庄造と二人のおんな』にも登場する有馬の老舗旅館「御所坊」。以前、知人より「とても良い旅館ですよ」と聞いてからずっと、一度訪れてみたいと思っておりました。
帰りに渡された封筒に書かれておりました“訪なう人に安らぎを　去りゆく人にはしあわせを”という、ドイツ、バーデンバーデン（温泉療養地）の城壁に刻まれているという言葉。まさに、今、残っております印象はこの言葉通り。