箱根七福神



先日箱根を旅行いたしました折に買い求めてまいりました。『組みこ人形 箱根七福神』。説明書きによりますと…

「明治の頃、箱根塔の沢にはロシア正教の避暑館がありました。立ち寄ったロシア貴族のマモントフ夫人は、この『箱根七福神』を大変気に入りロシアに持ち帰りました。画家マリューチンに農婦を画かせ自領内の工房で、ろくろ師ズビヨーズドチキンに作らせたのが『マトリョーシカ第一号』でした。

その直後パリで開かれた万博にロシアの民族人形としてこれを出品し、以後ロシアの代表的な組みこ人形となり『箱根七福神』はその生みの親となったのです。この『マトリョーシカ第一号』と、モデルになった『組みこ人形の箱根七福神』は、今もロシアのザゴールスクにある玩具博物館に並んで展示されております。」

とのお話です。お店の方によりますと「今のマトリョーシカはくびれのあるスタイルとなっているが『箱根七福神』をモデルとして作られた第一号はすとんとしたこの形で、使われる色数も少なかった。この七福神、作る職人さんはもう一人だけ。(以前教えていただいた)『十二卵』を作っているのも現在ではお一人のみで、どちらも後継者がいない」とのことでした。