alexei sultanov



昨日、アレクセイ・スルタノフの弾くチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第一番をSKYPerfecTVで放送しておりました。1990年ミュンヘンで行われたサマー・ピアノ・フェスティバルでの演奏で、スルタノフは当時20歳。「ピアノの鬼神」と呼ばれていたのもなるほどと頷ける、演奏する姿から伝わってくる怖いほどの集中力。今回放映されたピアノコンチェルトも、弾き終えた瞬間、思わず家族全員でブラボー!と拍手を送ってしまったぐらい、素晴らしい演奏でした。

でも、今彼は、昨年起きた転倒事故による脳出血によって、演奏活動を一切行う事ができなくなってしまい、現在も辛い闘病生活を送っているとか。一日も早く回復をされて、またあの煌めくようなピアノの音色を聴かせていただきたいです。