ごめんなさい、もう一つ



一昨日、山手線に乗っておりましたら「すいませーん」という声が後ろから聞こえてまいりました。振り返りますと、扉の前に座り込んでおりました17、8歳ぐらいの少々強面の男の子が「すいませーん。この電車はどこ行きっすかね?」と聞いてまいりました。「どこ行きって・・・これは山手線だからぐるぐる回るのよ」と答えると、何故か怯えたような表情で「ぐるぐる回るんっすかー。ども」と。そして、連れらしき金髪にランニングの、やはりややヤクジーな男の子との会話が「ぐるぐる回るんだってよぉー、どうする?」「やばくね?」「こわいっぺー」「やばいっぺー」。あ、東京の子だとばかり思っておりましたが、そうではなかったのですね。どこに行きたいのか聞いて教えてあげればよかったわ、と思った時にはもう次の駅で乗り込んで来た人達に押されて奥に入り込んで行ってしまい、声をかける事が出来ませんでした。東京の人は冷たいな、って思ったのではないかしら。ごめんなさいね。