International Library of Children's Literature



一度訪れてみたいと思っておりました、国際子ども図書館。同じ上野でしたので帰りに立ち寄ってまいりました。まず、明治時代に建てられたルネサンス様式の建物をガラス箱に閉じこめたかのような、素晴らしい建物に驚かされました。内装は、今はほとんど見ることが出来なくなってしまいました本漆喰。天井の装飾もシャンデリアも、通風口にまで美しい細工が施されております。床の寄せ木細工もその上を歩けることが嬉しくなってしまうほどの美しさ。木製のドアも窓枠も、階段の手摺りも、全てが素敵。建物ごとガラスで覆い、そこがテラスのようになっている部分もありますので、本来なら空中であった部分から建物を見る事ができるのです。タイル張りのように見える外壁は、釉薬をかけて焼き上げた煉瓦だとか。

この、建物を見るためだけにでも訪れる価値がある図書館で、ある本との感激の再会を果たしたのでした。そのお話はまた明日。