VLADIMIR HOROWITZ



id:yuox:20030617さんの日記を読ませていただいて。

幸せなことに、ホロヴィッツの生の演奏を聴いたことがございます。1983年の初来日。はてなのキーワードにもあるように「ひびわれた骨董」などと酷評された、この初来日の折のコンサート。確かに綻びは多く、少々精彩を欠く演奏ではありましたが、それでも非常に品良く知的な演奏。随所にこの世の物とは思えない音楽の煌めきが感じられ、華麗で広がりのある音色は、他の誰とも比較にならないわ、と思ったものでした。

品の良し悪しというのもそうなのですが、華やかさというのも、いくら練習を積みましても、努力をいたしましても、身に付くものではないのですよね。

(※失礼いたしました。idを打ち間違えておりました)