そごう



このお教室には駐車場はなく、車はそごうの駐車場に入れてあったため、帰りは地下で食料品を買って帰る事にいたしました。で、お買い物をすませデパートから出ようとすると後ろから「お客様、よろしければ駐車場までお荷物をお運びいたしますが」と声をかけられました。振り返ると、まるでホテルのボーイさんのような服装の若いお兄ちゃまです。リボンの掛かったたくさんの箱や、大きな色とりどりの紙袋などを運んでいただくのがぴったりのような雰囲気。一方私が手にしておりますのは、ポリ袋が3袋。一瞬躊躇ったのですが、なんだか楽しそうですし、何事も経験、とお願いする事にいたしました。

駐車場までのあいだ、最近そごうが始めたサービスについて色々と説明をして下さいましたので、「黒字になられたそうで良かったですね」と申し上げると、それはそれは嬉しそうなお顔で「ありがとうございます!そごうはお客様にいかによりよいサービスを提供できるかということを考え、このようなサービスも始めさせていただきました」と。そういえば、売り場の方達も以前に比べてとても感じが良くなったような。お兄ちゃまの口調からも、一致団結して、なんとか再生させたいという熱い思いが伝わってきて、ちょっとそごうが好きになってしまいました。