Levain



一度訪れてみたいと思っておりましたパン屋さん、富ヶ谷にございますルヴァンへ行ってまいりました。広いとはいえない店内ですが、こんがりと美味しそうな色に焼きあがった、ハード系のパンたちがずらり。見ているだけでも、美味しさが伝わってくるパン達。見事です。たまたまかもしれませんが、お客様の半数は外国人。
にこにこと、とても感じのよい店員さんに、「始めてなのですが、お勧めは?」と訊ねると、「そうですね、一番人気はメランジェ。他にカンパーニュ、パンコンプレ。それとキッシュも人気です。」とのこと。グラム単位で量り売りもしているので、例えば三種類もあるパンコンプレなどは、100%、50%、25%をそれぞれ少しずつお味見、という買い方ができるのも嬉しいです。
本日はこれらのお勧めをあれこれ購入。先ほど少しずつスライスをしていただいてみましたが、どれも美味。なんと味わいのあるパンでしょう。少々不便なところにあるのですが、ここは是非また訪れたいお店です。ずっしり重たいパンがお好きな方は、ぜひ一度。



伴奏



譜めくり、無事終了。今回の譜めくりは、とても楽でした。曲の半分以上が初めて聴く現代曲でしたので、譜面を追うのが簡単だったということではないのですが、ピアニストの演奏が安定していて、しかも譜をめくってほしいタイミングを伝えるのがとても上手なのです。観客にはわからないような自然な動きで、さりげなく、でもまさに今という瞬間に合図を送ってくる。
リハーサルの時などに、少々タイミングが前後してしまったとしても、しっかり暗譜をしてあるのでまったく動ずることもなく。ソリストとの呼吸が乱れましても、さりげなく合わつつ、立ち直る。ここ一番の聴かせどころは絶対にミスをしないし、旋律を美しく歌って弾くこともできる。でも、決して出過ぎず、ソリストの世界を邪魔しない。
なるほど、プロの伴奏者というのはこういうものかと、ソリストとして活躍しているピアニストとはまた違う、まるで職人芸に触れたかのよう。