ジャガイモのパンケーキ


館野泉さんという、フィンランド在住のピアニストを取り上げた番組内で、館野さんが紹介していたという料理。フィンランドの家庭料理、ポテトパンケーキを母が作ってくれました。材料は、粗く卸したジャガイモ、卵黄、ベーコン、少しの粉と塩。それを混ぜて、たっぷりの油で焼いたもの。
5年ほど前に脳溢血で倒れ、ピアニストとしては致命的な半身不随という後遺症が残ってしまわれた館野さん。一昨年、左手の為のピアノ作品で復帰をされましたが、仕事としてはやはり失業中に近い状態とのこと。フィンランド人の奥様が獣医をされていて、今はその収入で生活を。館野さんはレッスンの他は、家事を担当されているとのこと。
さて、パンケーキのお味の方はと申しますと。周りはかりっかり、中はもっちり。館野さんもおっしゃっていたそうですが、意外と油切れがよく、さっぱり。トマト、レタスに生ハム、カッテージチーズを添えて。素晴らしく美味。
テレビをまず見ない私がいつも「お母さん、テレビが無かったら生きてけないでしょう」と呆れるほど、テレビ好きの母。ここぞとばかりに、「ね、美味しいでしょ。私も無駄にテレビばかり見ているわけではないのよ。ちゃんと情報収集に生かしているんだから。」と自慢げ。


玉葱を炒める



玉葱を飴色になるまで時間をかけてじっくりと炒める、という作業が好きです。昔、本格的なインドカレーを作るために、極弱火で4、5時間かけて作ったことがあるのですが、その時は本当に香りのよい、ねっとりとしたとした飴色タマネギができて、カレーの味も格別でした。ずっとい炒め続けていると、ある時それまでとはまったく違う香りが漂ってくる、その瞬間が好きで、何度も「来たかしら、そろそろかしら」とフライパンに鼻を近付けてくんくんと。今日のシチュー用飴色玉葱は、少し火が強すぎて、60点のでき。