7.29脱原発国会大包囲



キャンドルチェーンで国会を包囲しようという、「脱原発国会大包囲」に参加してまいりました。

この暑さの中、15時半からのデモ参加では熱中症で具合が悪くなりそうでしたので、18時半頃から夕涼みがて徒歩で国会議事堂を目指すことに。途中、警察官に止められるかと思いましたが、意外なことに20分ほどですんなり国会正門前へ到着。大きな太鼓を叩かせていただいたり、持参の鈴を鳴らしたりしながら抗議行動を。

車道に人が溢れだした時、流されて最前列へ。押し戻そうとする機動隊と、後ろから押し寄せる人の波に、これはちょっと危ないかも、と感じましたがそこから出ることもできず。ふと見ると、最前列で人の流れを押しとどめようとする主催者の男性のYシャツには血しぶきが。本人も気づかぬうちにどこか怪我をされたよう。

暫して、前にいた女性が「胸が痛い」と青い顔に。目の前の警察官に伝えたのですが、「主催者に言ってください」と。主催者を探したのですが、ちょうどこの時は近くに見当たらず。女性は遂にうずくまってしまい、機動隊の方が「病人中に入れて。一緒に入って!」と言うので抱きかかえて国会議事堂側へ。

警察官が「救急車を呼びます」とのことで、待つ間に話を伺うと「押されてバリケードのテープが首にかかり、首が締りそうになったので外すとバリケード内に入ってしまった。機動隊に押し戻される時にメガネが飛んでしまい、拾おうと屈んだ時に胸に誰かの膝か肘が当たった」とのこと。

まず消防車が到着をして、消防車で搬送されるのか?と2人で驚きましたが、降りてまいりましたのは救急隊の方々。続いて救急車も到着。名前や症状、脈などを確認。担架に乗せる時にもの凄く痛そうでしたので、もしかしたら肋骨を傷めてしまわれたのかもしれません。

家族や知人ではないのなら同行しなくても良いとのことで、ここでお見送り。大事なければよいのですが。歩道に残さた私は、このままではバリケードの外に出られないとのことで、間もなく抗議行動の終了時間でもありましたので、出口まで機動隊員の方に送っていただき、そのまま帰途へ。

具合が悪くなった方と2人だけバリケードを通り抜けて国会議事堂の正門前で救急車待ちの間。思いがけず国会議事堂側から抗議活動を見ることに。皆が手にした数多の灯りと、夜空に轟くシュプレヒコール。現実のこととは思えぬ、一生忘れられない光景。