K.u.K
少し早めの誕生日の食事会を、レストラン カーウントカーで。3月19日で閉店してしまうとのことでがっかりしておりましたが、嬉しいお話を伺いました。この春にも銀座7丁目に再びオープンすべく準備を進めているそうです。
アミューズ三品に続いて、梅山豚の熟成ハム、バインシンケン。素晴らしいです。
前菜はドンブ産鶉のソテー 貴腐ワインソース。ポテトのプッファーを添えて。ウズラ、外はカリッ、中はしっとり。
ウィーンのコンソメスープ。フライッシュシュトゥルーデルと共に。少し和も感じる、滋味に富む味わい。
鰈とキャベツの煮込み。ふんわりとした口当たりのカレイの下には、甘みのある煮込まれたキャベツ。
口直しにニワトコの花のソルベ。なんとも良い花と蜂蜜の香り。イタリアのジェラートも美味しいですが、それよりもずっと繊細で澄んでいる印象。
メインは子羊ロース肉のロースト レンズ豆と共に。焼き加減が独特とのことで、滑らかな舌触り。素晴らしく美味。
画像はデザート前のチーズ。ケーゼ・クラッハー。貴腐ワインを染みこませたオーストリア産ブルーチーズを黒ハチミツと共に。貴腐ワインをスプレーで吹きかけ時間をかけて染み込ませるのだそうです。ブリオッシュに良く合うこと。いやはや。このチーズは専用の陶器の容器があり、その蓋を開けただけで周りの空気はワインとチーズの香りに包まれます。舌の上で蕩け、口腔はワインとブルーチーズの香りに充たされ…目を閉じてうっとり、 でした。
デザートはウィナー メランジェと共に。香ばしいアーモンドを絡めたヌーデルン 苺のラグー。そしてプティフール。白ワインも香り良く、もうもう大満足。銀座のお店はシェフはもちろん、スタッフも諸々もそっくり移動とのお話でした。楽しみ。