『悠久の光彩 東洋陶磁の美』展



サントリー美術館、『悠久の光彩 東洋陶磁の美』展を観てまいりました。
微妙に歪んでいたり、絵付けがへたうまだったりする作品に添えられたキャプションに、書き手の作品への優しい眼差しと愛が溢れているように感じることの多い展示でした。
今回、鑑賞中にとても気になる出来事が。『青磁神亭壺』という作品を観ておりましたら、突然一人の男性がこの壺を携帯のカメラで撮影開始。カシャッ、カシャッ、と堂々と5枚ほど撮影し、踵を返すをと後方で待機していた別の男性と真剣な表情で何やら言葉を交わすと、二人で足早に立ち去って行きました。いったい何だったのかしら。
この出来事が起きた時はちょうど監視員が一人もおりませんで注意をされておりませんでしたが、周りの観覧者は呆然。友人と「これで明日この作品がなくなっていたりしたら、犯人は絶対さっきの男性よね」、などと妄想話で盛り上がりました。
途中、予約をしておきました美術館内にございます茶室「玄鳥庵」へ。薄茶と季節のお菓子(この日は鶴屋吉信の“西王母”)をいただいてまいりました。海外からの参加者を含む総勢10名。皆で楽しく語らいながらの和やかなお茶席でした。

画像は、お茶席の後に更にお茶をいたしました、サントリー美術館併設のカフェ、shop×cafeの“生麩あんみつ”。生麩が好きなので美味しくいただきました。濃厚黒蜜添え。