川井郁子さん



紀尾井ホールで『川井郁子きずなコンサート』を聴いてまいりました。ピアノは 仲道郁代さん、朗読は女優の紺野美沙子さんという綺麗どころばかりの公演。
川井さんも仲道さんも、テレビでは拝見したことがあるものの、実際に演奏を聴くのは初めてのこと。
まず前半、川井さんは白のパンツドレス。ドレスよりも更に体の使い方が良くわかり、生屈伸、生のけぞり、恍惚の表情を堪能。プログラムは子供も聴くことができるようにと『愛の挨拶』、『トロイメライ』、『チャルダッシュ』(ダルビッシュにちょっと似てますね)、など聴きやすい曲ばかり。仲道さんも川井さんもトークがお上手で良く話され、演奏よりも話している時間の方が多いのではないかしら、というほど。
後半、川井さんは緑のロングドレス。スタイルが良いので舞台に立っているだけで見惚れる美しさ。プログラムは『エル・チョクロ』、クライスラーの『プレリュードとアレグロ』、お二人がお子さんに書いた手紙を読みながらの『クリスマス・メドレー』など。コンサートというよりも、まるで、美しく見えるように計算し尽くされたダンスかパフォーマンスを見ているかのよう。でも良く練られたプログラムで、お客様に喜んでいただきたいという思いも伝わってまいります。
ヴァイオリニスト川井郁子、というよりも、“川井郁子”という独自のジャンルが確立されている、という印象でした。

画像は紀尾井に行く機会があったら立ち寄ろうと思っておりましたタルト専門店、45°CENT QUATRE VINGTS / サンキャトルヴァンの“おばあちゃまのタルト”(下)と“洋梨のタルト”。こちらのタルトの凄いところは、時間が経ってもタルト生地が柔らかくなってしてしまわないところ。フィリングはしっとりでも、タルト部分はさくさく。とっても美味。タルト好きの方にはお薦めです。ちょっと思いついたのですが、もしや乾いてしわしわのドライフルーツてんこ盛りのタルトだから“おばあちゃまの…”なのだったりして。

帰りに立ち寄った赤坂の中華料理店にピアニストの野平一郎先生が!