六本木 金魚



一度訪れてみたかったお店、六本木の『金魚』六本木金魚 ROPPONGI KINGYO|エンターテイメントレストランへ連れて行っていただきました。
店内に漂う甘い香りと怪しげな照明。案内された席で食事をしておりますと、さらさらのロングヘアーにドレスの美しい“お姉さま”方が回ってまいります。
姉「こーんばんはー」
私「こんばんはー」
姉「なかなか綺麗じゃなーい。年のわりに色気もあるしー」
私「年のわりに、ね」
姉「ふふっ、そう年のわりに。ここは外せないわね」
といった辛辣で楽しい会話。
別のお姉様からは、ショーの後にマイクを渡すから、と簡単な英会話のレッスン。なかなかぼーっとしていられません。
平日火曜日の夜にもかかわらず店内にはたくさんのお客様。思っていた層とちょっと違い、オシャレな東京の遊び人、という雰囲気の方たちが多く、外国人の姿もちらほら。私の隣の席も、ある日本人なら誰でも知っているあるものを所有管理している会社の社長さんで、常連客のようでした。
さて、ショーが始まります。これがまた想像しておりましたのとずいぶん違っておりました。ニューハーフショーと聞きますと、なんとなくセクシーちゃらちゃら路線かと思っておりましたがどっこい、硬派、なのです。
一呼吸間違えたら装置に挟まって死んでしまうのでは、と見ていてどきどきしてしまう早い展開の舞台。取り上げる内容も戦争、平和、生と死、など。もちろん、完成度はシルク・ドゥ・ソレイユやリバーダンスなどと比べることはできないのですが、一生懸命練習をして、真剣に舞台を務めているのだわ、ということが伝わってまいります。
そういえば開演前に、「今日は元気?この前は点滴しながら頑張っているって言ってたじゃない」、「あはは、今日は元気よー。ちょっと熱はあるけど、頑張るわー」という会話も聞こえてまいりましたっけ。
もちろん、硬派なばかりではなくお色気もあり。ほぼフルヌードも披露してくださるのですが、女性として恥じてしまうほど、体のラインがなんとも美しいこと。
この美しいお姉さま方。終演後のトークを聞いておりましても、日本語、英語だけではなく、中国語、韓国語、フランス語も操りながら観客と会話。うーん侮れません。
また訪れてみたい、まだの方には是非一度お薦めしたい、お店です。