11月前半




※画像はこちらもLさんのお土産、イタリアの大麦キャンディー。懐かしい味わい。
1日。ポーランドの作家、ヘンリク・シェンキェヴィチの『クォ・ヴァディス』を読んでおります。ノーベル賞作家の作品というのは何回で脳が弾いてしまって受け付けないことが多いのですが、これは読みやすく、美しく、面白いです。この小説を題材とした同じくポーランド生まれの画家ヘンリク・シェミラツキの作品"A Christian Dirce"。 http://en.wikipedia.org/wiki/File:Dirce.jpg

クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫)

クオ・ワディス〈上〉 (岩波文庫)

クオ・ワディス〈中〉 (岩波文庫)

クオ・ワディス〈中〉 (岩波文庫)

クオ・ワディス〈下〉 (岩波文庫)

クオ・ワディス〈下〉 (岩波文庫)

2日。映画『フード・インク』。日本人が今観るべき映画だと思います。日本の政府も酷いですが、アメリカ政府はもっと酷い。「政府は国民を守ると信頼していたのに、最低限の保護すらしない」O-157で幼い息子ケヴィンを亡くし、『ケヴィン法』を成立させようとしている母親の言葉。
3日。上野の文化会館でポーランドのピアニスト、クシシュトフ・ヤブウォンスキのピアノリサイタル。大きな体から紡ぎだされる繊細で美しい音色。前半はショパンスケルツォ第1番から4番まで全曲。後半はベートーヴェンソナタテンペスト』と『熱情』。アンコールはラフマニノフ『楽興の時』からアンダンテ・カンタービレ。2曲目は表示はされていませんでしたが、確かスクリャービンエチュードop.2-1。そして最後にショパンエチュード『革命』。ファンも多いのか文化の小はほぼ満席、サイン会も行列でした。
文化会館へ向かう途中、またまたアーカイヴでお世話になったK先生とすれ違ってご挨拶。
5日。藝大美術館で開催中の『彫刻の時間−継承と展開−』展へ。飛鳥時代から今年作られたばかりの作品まで。展示にもこだわりが感じられ、見応えのある素晴らしい展示。大好きな平櫛田中の作品もどっさり。画像はこれもまた凝った装幀の目録。 http://twitpic.com/7b3vy3
ランチは根津の中華料理店オトメで五目やわらか焼きそば。
6日。表参道で孫の保育園の運動会。ガイガーカウンターの数値が、会場となった小学校の体育館は0.06 μSv/hだったのに、表参道の交差点では0.18 μSv/h。高くてびっくり。赤坂に戻ったら0.07 μSv/h。
ミッドタウンで見かけた、「エネループ トーンズショコラ 8色パック」。エネループ大好きなので限定のトーンズが出る度に欲しくなってしまいます。 http://panasonic.co.jp/sanyo/news/2011/10/25-1.html
7日。《千葉県北西部の放射能汚染と学校》。以前柏に住んでいたので、思い出のある場所が汚染されてしまい、とても残念。娘が通っていた学校も、毎年お花見に行っていた公園も、志の高い農園も…。 http://gunma.zamurai.jp/pub/2011/tokatsuRmap.jpg
8日。シェンキェーヴィチクオ・ワディス〈上・中・下〉、読み終えました。読み終えてしましました。今年は読書の当たり年。
10日。母が取り寄せた、能登のお米「千枚田」。炊きたてをまずはそのまま、次いで塩で、塩と海苔で、そして卵かけご飯で。美味!
ミッドタウンのd-laboで岩沢 ゲイティー 氏のセミナー「これからのバイリンガルの育て方」を聴講してきました。ただ単に英語が話せるようになるだけではバイリンガルとは言えない。自分で考え、行動をし、日本の将来を担う、NEVER GIVE UP!な子供たちを育てるには…。
d-laboのセミナーは外れなし。いつも何かを与えてくれます。12月13日の『「最後の晩餐」に秘められた2つの歌』は絶対に聴きたいです。最後の晩餐はミラノでじっくり見ましたのに、2つの歌の楽譜が隠されていたとは気付きませんでした。  http://www.d-labo-midtown.com/d-log.php
11日。『クォ・ヴァディス』 映像化は1951年のアメリカ映画だけかと思っていました。こちらの方がずっと思い浮かべてたイメージに近いです。イェジー・カヴァレロヴィチ監督のポーランド映画『クオ・ヴァディス Quo vadis?』 (2001)。 http://www.youtube.com/watch?v=-oTP8NV15KU&list=FLy5kFGSJXnkGLwp-QBa6eBw&feature=mh_lolz