『晩夏』




大切に読み進めている本があります。アーダルベルト・シュティフター の『晩夏』。薦めてくれた知人もびっくりの、のめり込みよう。

晩夏 上 (ちくま文庫)

晩夏 上 (ちくま文庫)

 
晩夏 下 (ちくま文庫)

晩夏 下 (ちくま文庫)

「この世で最も退屈な小説」、「この小説を最後まで読み通した人にはポーランドの王冠を進呈する」とまで言われた本だそうですが、私はもうポーランド王確定です。味わい深いもののとても地味な話の何がこれほど私の心を揺さぶるのか不思議なのですが、本を開けば理想とする世界がそこにはあります。
一生の宝となる一冊。