目黒雅叙園 百段階段



この日、もう一つのお楽しみは、以前より一度訪れてみたいと思っておりました、目黒雅叙園の百段階段。知人から「人形師 辻村寿三郎展」のチケットがあるけど一緒にいきませんか、とお声かけいただき遂に。
絢爛豪華な空間に、繊細で妖しげな寿三郎さんのお人形がとても良く合い素敵な展示。売店入り口で「サインしますよ」と入場者に気さくに話しかけているおじい様が寿三郎さんご本人でびっくり。
どのような空間か、ご興味がおありでしたらこちらを。http://bit.ly/k6CTks
この百段階段、作られた当時は宴会場として使われていたそうですが、着物姿で蟹歩きのように階段を上下しながら給仕をしなければならず、仲居さん泣かせであったとのこと。99段目にあるお部屋が担当の時などそれはそれは大変でしたでしょう。
そういえば、中華料理屋さんで使われております回転テーブルは目黒雅叙園が発祥だとか。中国から伝わってきたものだと思っておりましたが、逆に日本から中国に伝わり広まったのだそうです。
以前から噂に聞いておりました、川が流れ、お太鼓橋があり、朱塗り螺鈿細工の扉に天井は美人画、というトイレも体験。雅叙園全体が独特なセンスでまとめられてはおり好みは分かれるところではございましょうが、是非長く残っていただきたい施設。賑わっておりましたし、活気が感じられたので大丈夫そうかと。